❚ RI会長テーマ

2025-2026年度 国際ロータリー会長フランチェスコ・アレッツォ氏イタリア、ラグーザ・ロータリークラブ


2025-26年度国際ロータリー会長メッセージ要約

 

国際ロータリー会長は、ロータリーの最優先事項を会員増強であると強調し、ロータリーの最大の財産は「地球上で最も有能なボランティアのチーム」である会員であると述べました。

ロータリーの未来を確かなものにするため、**「革新、継続性、パートナーシップ」**という3つの柱に基づいた会員増強と活性化のロードマップを提示しています。

  1. 革新(Innovation):

    • 変化する世界に適応するため、多様な人々を惹きつけるための柔軟なクラブモデル(衛星クラブ、分野特化型クラブ、法人クラブ、パスポートクラブなど)の必要性を説いています。

    • 若年層だけでなく、コミュニティを求める高齢者層へのアプローチも重要だと指摘しています。

  2. 継続性(Continuity):

    • 最も健全な地区には一貫したリーダーシップがあり、ガバナーが前任者の努力を継承し、プログラムや戦略が継続されることが地区の発展に不可欠であると強調しています。

    • 個々のガバナー年度を超えて連携し、協力の遺産を築くことで、長期的な成功の土台となると述べています。

  3. パートナーシップ(Partnership):

    • ポリオ根絶活動の成功例を引き合いに出し、ビジネス団体、専門職団体、教育機関などと協力することで、多様で質の高い会員を惹きつけ、ロータリーの奉仕の力を拡大できると提唱しています。

    • 「量か質か」という二者択一ではなく、共通の価値観を持つ職業人との連携の重要性を強調しています。

会長は、会員増強は単なる数字の増加ではなく、奉仕の力を広げ、ロータリーの使命を次世代に継承するためのものだと力説します。クラブは常に成長するか衰退するかのいずれかであり、新会員の継続的な受け入れと維持が不可欠であると述べています。

 

2025-26年度の会長メッセージとして、

**「よいことのために手を取りあおう」**

 

というスローガンを掲げ、分断された世界においてロータリーが団結と希望の光となり、人々を結びつけ、より良い未来を実現するために行動することの重要性を訴えています。

 

最後に、この協議会での学びを地区での成長戦略に活かし、ロータリーの最大の喜びである「世界中に友人をつくり、楽しむこと」を忘れずに、共に成長、奉仕、つながりの旅路を進むよう呼びかけています。